S.M
  • 異業種への挑戦は、少し不安なところからスタート。

    入社前は、料理人でした。客船のレストランなどいくつかの職場を移りながら料理を振る舞っていて、お客さまの喜ぶ顔を見られるのは何よりのやりがいでした。ですが30歳を前に、結婚やこれからの人生設計を考え、決まったルーティーンで働ける職場を求めて転職を決意。そのなかで兼光産業との縁があって、今があるという経緯になっています。
    厨房機器を扱うとはいえ、私にとっては全く異なる業種。少し不安もありましたが、面接で感じた会社の朗らかな雰囲気から「ここなら安心して挑戦できるな」と入社を決めました。配属された部署は管理部。本社に併設されている倉庫内で、商品の梱包から出荷、検品などを行う部署です。倉庫にはあらゆる機器が在庫として確保されているのですが、初めて見たときは圧巻で、「ここから指定された商品を探すのか……」と少し緊張したことを覚えています。

    異業種への挑戦は、少し不安なところからスタート。
  • 試行錯誤しながら見つける、自分なりの方法。

    料理人をしていただけに、見覚えのある機器はいくつもありました。「これってこんな名前だったんだ」と、当時の記憶と紐づけながら、徐々に倉庫での作業にも慣れていきました。ただ、やはり先輩方と比べると自分の作業は効率が悪く、捌ける量が段違いでした。幸い、先輩方はみんな気さくな方ばかりで、たまに敬語を忘れてしまうほどの距離感で接してもらっていました。なので、ひとりで悩んでいる時間はほとんどなく、困ったらすぐに先輩方に相談させてもらえる環境だったのは、すごくありがたかったです。
    先輩たちの話を聞いて気が付いたのは、「自分に向く方法を見つけること」がいちばんだということです。というのも、先輩方は同じ方法で商品を集めて梱包しているわけではなく、それぞれに自分の最適解を見出していたからです。まとめて商品を集めてから梱包する方もいれば、一つずつ確実に集める方もいる。それなら自分も、自分なりに試行錯誤しながら見つけていこうと、気が楽になったことを思い出します。

  • 望み通りの、家族との穏やかな時間。

    自分に向いた働き方を選べる、というのは、何も倉庫の中だけに限った話ではありません。ワークライフバランスの面で、柔軟に動き方を選べるのも、兼光産業のいいところかと思います。もちろん、その日に果たすべき仕事を果たすことは大前提ですが、そこをクリアすれば家族との時間をしっかり取れます。入社前に描いていた人生設計通り、家に帰って家族でご飯を食べるという毎日を送れているのは、幸せなことだと感じますね。
    入社してから生まれた息子と一緒に昆虫図鑑を眺めたり、妻と分担して家事を終わらせたり。料理人として働き続けていたら、難しかったことかもしれませんね。でも、キッチンには今でも立っていますよ。平日は妻が料理をしてくれますが、休日は私が料理当番。元料理人として腕を振るっています。たまには家族とぶつかることもありますが、それも含めて、穏やかで平和な日々を過ごしています。

    望み通りの、家族との穏やかな時間。
  • 兼光産業は、なにより働きやすい会社。

    倉庫管理を務めているとたまに思うのですが、この仕事は、作業が好きな人が向いていると思いますね。目の前の仕事をコツコツとこなしていき、だんだんとタスクが減っていく。この感覚が好きな人は結構いると思うんです。あとは、やっぱり働き方を任せてもらえる部分も大きいので、自律的な人がいいとは思います。
    とはいえ、何も1から10まで自分ひとりで仕事をするわけではないです。私のように、先輩のみなさんに教えてもらったり、息抜きに付き合ってもらったり、程よい距離感で協力してもらえるので、不安に思わなくても大丈夫だとは言いたいですね。兼光産業に入社してもう5年ほどが経ちますが、すごく居心地よく感じています。働きやすい、そのひと言に尽きる会社かなと思います。